ブルーノートは、レーベルの歴史を網羅した2枚組ベスト・セレクション『ブルー・スピリッツ：ブルーノートの85年 selected by Don Was』を8月28日にリリースする。

選曲を手掛けるのは、ブルーノートの社長でありレーベルの新たな歴史を切り拓いてきたドン・ウォズ。2012年に社長に就任して以降、グレゴリー・ポーターやチャールス・ロイド、ウェイン・ショーター、ジュリアン・ラージ、ドミ＆JD・ベック、イマニュエル・ウィルキンスなどレジェンドから若きスターまで幅広く獲得してきた彼ならではの視点で捉えたブルーノートを提示しており、ディープなジャズ・ファンにとっても、そしてこれからジャズを楽しみたいというオーディエンスにとっても必聴の内容となっている。

Disc 1ではブルーノートの代名詞のひとつとも言える1950～60年代のハード・バップを中心に、Disc 2ではロバート・グラスパーやノラ・ジョーンズ、グレゴリー・ポーターなど、新時代のジャズを創り上げているアーティストによる意欲的な作品を中心に収録。レーベルの創立85周年を記念した、日本独自企画盤だ。さらにCDのDisc 1では一部ケヴィン・グレイによる最新リマスター音源を使用。85年にも及ぶブルーノートの歴史をドン・ウォズの視点から切り取った、ジャズ・ファン必携の作品だ。

本作について、ドン・ウォズは「ブルーノートのカタログのエッセンスを2枚のCDに凝縮しようとするのは、非常に主観的で、クレイジーな作業です。ルーヴル美術館にあるすべての絵画を1枚の切手に印刷しようとするようなものです。 ここに収録されていない楽曲について、皆さん、そして皆さんの親御さんは議論を交わすでしょうが、おそらく全員が同意できることが1つあります。それは、何年にもわたって、史上最も優れたミュージシャンたちがレーベルのレパートリーを飾ってきたことです。彼らの音楽の美しさと多様性については、決して否定することはできないものです」と語っている。

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※ケヴィン・グレイによる最新リマスター音源