グラミー賞6回ノミネートの実績を持つピアニスト/コンポーザーのジェラルド・クレイトンが、ニュー・アルバム『Ones & Twos』を4月11日にブルーノートからリリースすることが決定した。先行シングル第1弾として、「Angels Speak」の配信がスタートしている。
本作は、自身3枚目となるブルーノートからのアルバムで、ジョエル・ロス(vibes)、エレナ・ピンダーヒューズ(fl)、マーキス・ヒル(tp)、ケンドリック・スコット(ds)といった編成でレコーディング。さらにポスト・プロダクションをカッサ・オーバーオールが手掛けた内容となっている。クラブDJやターンテーブルから着想を得て、クラブでDJが次の曲をプレイする直前、2つの別々の曲を同時に聴くことができるあの瞬間をイメージして、A面とB面を同時に再生できるレコードというコンセプトのもと制作されているとのことだ。
本作について、クレイトンは「2 つの別々のメロディが調和して共存することは本当に可能なのか、と考えたんだ。一方が必然的にもう一方のメロディのカウンターメロディ、つまりより支配的なメロディのサポートになるんだろうか。この実験は、より広い意味での共存について何を教えてくれるのだろうか。僕は、音楽だけでなく、この共存の概念に魅了されているんだ。2 つの曲は共存できるのか、という疑問だけでなく、2 人の人間は共存できるのか、2 つの文化は共存できるのか、という疑問もあるよね。この音楽から得られる教訓の 1 つは、摩擦や緊張が生じる瞬間もあれば、2 つのものがスムーズに、平和に調和する瞬間もあるということなんだ」と語っている。
■リリース情報
ジェラルド・クレイトン AL『Ones & Twos』
2025年4月11日発売
収録曲目:
01. Angels Speak
02. Cinnamon Sugar
03. Sacrifice Culture
04. How Much Love?
05. Count M
06. Just Above
07. Lovingly
08. Rush
09. For Peace
10. More Always
11. Space Seas
12. Endless Tubes
プロデュース:ジェラルド・クレイトン
パーソネル:ジェラルド・クレイトン(p, keys, vo)、ジョエル・ロス(vibes)、エレナ・ピンダーヒューズ(fl, al-fl)、マーキス・ヒル(tp)、ケンドリック・スコット(ds)、カッサ・オーバーオール(post production, per)、他