2025年8月15日に生誕100年を迎える「鍵盤の皇帝」、オスカー・ピーターソン。強靭なタッチと明快な演奏を超絶技巧でこなし、数多くの名演、名盤を遺したジャズ・ピアニストのレジェンドとして、今もなお多くのミュージシャンに影響を与え続けている。そんな彼の100周年を記念し、デビューから全盛期を迎えた1960年代までに残した名盤・レア盤がUHQCDで一挙30タイトルリイシューされることが決定した。第1弾は7月9日にリリースされる。
1925年8月15日にカナダのモントリオールで生まれたオスカー・ピーターソン。5歳からピアノを始め、アート・テイタムやナット・キング・コールなどに影響を受けながら自身のスタイルを確立させていく。1949年にアメリカに進出して以降、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、カウント・ベイシーなど錚々たるミュージシャンと共演。特にレイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(ds)と結成したピアノ・トリオで名声を博し、『プリーズ・リクエスト』や『ナイト・トレイン』など数多くの名盤を遺した。晩年は脳梗塞による後遺症と闘いながらも2006年まで演奏活動を続け、2007年に82歳でその生涯を終えている。
今回のリイシューでは、彼がデビューしてから全盛期を迎えた1960年代に残した名盤、レア盤をラインナップ。1949年から1951年の録音をまとめ、盟友レイ・ブラウンとの初共演も収録した『テンダリー』、ヴォーカリストとしての実力も披露した『ロマンス』、ガーシュウィンの傑作オペラにトリオ編成で挑んだ『ポーギーとベス』、名曲「ボッサ・ビギン」を収録した1960年代の名盤『ブルース・エチュード』など、彼がクレフ、ヴァーヴ、ライムライトに残した作品が幅広くセレクトされている。全タイトル初UHQCD化で、久々のリイシューとなる作品も多く含んでいる注目の内容だ。
■リリース情報
生誕100周年 オスカー・ピーターソン 名盤・レア盤UHQCDコレクション
UHQCD 各¥2,200 (tax in) 全タイトル初UHQCD化
第1弾 – 2025.7.9リリース
UCCV-45013 テンダリー
UCCV-45014 オスカー・ピーターソン・カルテット
UCCV-45015 イヴニング・ウィズ・オスカー・ピーターソン
UCCV-45016 リサイタル
UCCV-45017 ロマンス
UCCV-45018 オスカー・ピーターソン・プレイズ・カウント・ベイシー
UCCV-45019 パステル・ムーズ
UCCV-45020 シェイクスピア・フェスティバルのオスカー・ピーターソン
UCCV-45021 ジャズ・ソウル・オブ・オスカー・ピーターソン
UCCV-45022 スタン・ゲッツ・アンド・ジ・オスカー・ピーターソン・トリオ
UCCV-45023 ジャズ・ジャイアンツ ‘58
UCCV-45024 アット・ザ・コンセルトヘボウ
UCCV-45025 コール・ポーター・ソングブック
UCCV-45026 ガーシュウィン・ソングブック
UCCV-45027 プレジデント・プレイズ・ウィズ・オスカー・ピーターソン・トリオ
第2弾 – 2025.8.13リリース
UCCV-45028 ポーギーとベス
UCCV-45029 フランク・シナトラの肖像
UCCV-45030 デューク・エリントン・ソングブック
UCCV-45031 フィオレロ!
UCCV-45032 ウェスト・サイド・ストーリー
UCCV-45033 サウンド・オブ・ザ・トリオ
UCCV-45034 アフィニティ
UCCV-45035 ヴェリー・トール
UCCV-45036 オスカー・ピーターソン・トリオ・プレイズ
UCCV-45037 オスカー・ピーターソン・トリオ・プラス・ワン
UCCV-45038 カナダ組曲
UCCV-45039 ライヴ・アット・ザ・チヴォリ・ガーデン