2024年はECMが創立されて55周年、そしてECM New Seriesがスタートして40周年という記念すべき年。
様々な形で唯一無二のECMの世界を紹介する予定だ。
1969年、稀代のカリスマ・プロデューサー=マンフレート・アイヒャーがドイツのミュンヘンに創設したヨーロッパを代表するジャズ・レーベル、ECM(「Edition of Contemporary Music」の略)。レーベル創設時のコンセプトは“静寂の次に美しい音楽”。他のレーベルとは一線を画す、その透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインなどが世界の多くのファンを魅了している。
キース・ジャレット『ザ・ケルン・コンサート』(75年) やチック・コリア『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(72年)、パット・メセニー『ブライト・サイズ・ライフ』(76年) など数多くのジャズの名盤を輩出。
また、1984年にはジャンルを広げクラシック界にも進出。現代音楽にスポットを当てる「ECM New Series」をスタートし、アルヴォ・ペルト、ギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーらが新作を発表した。
昨年80歳を迎えたアイヒャーは、今なお年間20作以上もの新譜を録音し続け、音楽の追求をしている最も活発なレーベルの一つとして存続している。
2024年はECM創立55周年を記念し、ECMの名盤を録音年代順に探求できる《ECM 55 Revisits》シリーズを順次リリース。