いよいよ今年も師走に入りました!今年にリリースになった注目のジャズのクリスマス・アルバム、注目トラックをご紹介いたします。


■ノラ・ジョーンズ&レイヴェイ『Christmas With You』(7 inch single+digital)

昨年はクリスマス・アルバム『アイ・ドリーム・オブ・クリスマス』をリリースしたノラ・ジョーンズ。今年は、ビリー・アイリッシュやBTSのV、ウィロー・スミスといったアーティストからも絶賛されるアイスランドのシンガーソングターの新星、レイヴェイとのデュオを収録した7inch singleを完成させました。『Christmas with You』と題された作品にオリジナルの「Better Than Snow」、そしてスタンダード、「have Yourself A Merry Little Christmas」の2曲を収録。この2人のTVでのパフォーマンス映像は必見です。

   

■サマラ・ジョイ 『A Joyful Holiday』


今年日本で最もセールスを上げているジャズ・シンガー、サマラ・ジョイの初のクリスマスEP、『A Joyful Holiday』。そのヴェルヴェット・ヴォイスを一度聴くと、24歳という若さに驚くほどの歌いっぷりの大注目株のジャズ・シンガー。今年グラミー賞で最優秀新人賞と最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞の2部門を受賞し、一躍ジャズ界のスターに!6曲からなるクリスマスEPは、グラミーを受賞したアルバム『Linger Awhile』の延長線上にあり、ギターにパスクアーレ・グラッソ、ベースにデヴィッド・ウォン、ドラムにケニー・ワシントン、そしてピアノにサリヴァン・フォートナーを起用し、マット・ピアソンのプロデュースにより、クリスマス・スタンダード「O Holy Night」(彼女の家族と何世代にもわたって共演)と「Warm in December」に加え、スティーヴィー・ワンダーの「Twinkle Twinkle Little Me」などを収録。最新の王道ジャズ・クリスマス作品と言える1枚です。

サマラのお父様(アントニオ・マクレンドン)とのデュエットのライヴ映像も心温まります

    

■グレゴリー・ポーター 『Christmas Wish』

今年5月の8年ぶりの来日公演も大盛況だった、世界を魅了するハートフル&ディープ・ヴォイス、現代最高峰のジャズ・シンガー、グレゴリー・ポーターの初のクリスマス・アルバムが登場。スティーヴィー・ワンダー、エラ・フィッツジェラルド、マーヴィン・ゲイ、ダイナ・ワシントン、ナットキング・コール等のレジェンド達へのトリビュート曲と3 曲のオリジナル・トラックによって構成されている。「Silent Night」や「Little Drummer Boy」などのクリスマス・スタンダードからマーヴィン・ゲイの「Purple Snowflakes」、いまこそ世界の平和を願ったスティーヴィー・ワンダーの「Someday at Christmas」などソウルフルな 60 年代カヴァーまで楽しめます。

Header image: Norah Jones and Laufey. Photo courtesy of Blue Note Records.