ジャズ史上最強レーベル、ブルーノートの85周年を記念して、2024年の初頭にイマニュエル・ウィルキンス(as)、ジョエル・ロス(vib, marimba)、ジェラルド・クレイトン(p)、マット・ブリューワー(b)、ケンドリック・スコット(ds)という、レーベルを代表する奏者が集結して結成された、ブルーノート・クインテット。そんな5人がバンド名を「アウト・オブ/イントゥ」としてアルバム『モーション I』を12月6日にリリースすることが決定した。先行シングル第1弾として、「オファフリー」の配信がスタートしている。
レーベルの周年を記念し、2024年初頭に2ヶ月にわたって約40公演にわたるツアーを敢行し、大きな反響を呼んだブルーノート・クインテット。今作はそんなツアーの真っ只中にスタジオ入りしてレコーディングされたもので、常に時代の最先端を走り続けてきたブルーノートを体現したかのようなサウンドとなっている。全曲このアルバムのためにメンバーが新たに書きおろしたトラックだ。レーベルの周年の最後を飾る、大注目作品となっている。
今回のプロジェクトについて、ジョエル・ロスは「このバンドがブルーノートの遺産を受け継いでいくには、自分たちに正直であることを躊躇しないことが大切だと思う」と語っている。常に前進するというそのコンセプトは、バンド名でも表現されており、それについてケンドリック・スコットは「アウト・オブ/イントゥというバンド名は、ブルーノートの歴史と僕達のサウンドの進化を反映した名前なんだ」とコメントしている。
レコーディング前に数多くのツアーをこなしてきたことについて、イマニュエル・ウィルキンスは「長い間一緒にツアーをしてきたので、その成果をこうやって残せるのは嬉しいよ。ジョエルとは9年間一緒にプレイしてきた絆があるし、2人ともジェラルド、マット、ケンドリックの演奏を聴いて育ったんだ」と語り、またジェラルド・クレイトンも「僕達は毎晩のギグでお互いを刺激し合い、サウンドをさらに深く掘り下げていったんだ。2ヶ月の間に音楽はあらゆる方向に拡張されていった。バンドも才能とクリエイティビティに溢れたメンバーばかりだよ」とコメントしている。
また、日本盤には限定ボーナス・トラックも収録。ウェイン・ショーターの名曲「インファント・アイズ」を、精鋭5人による最先端ジャズのサウンドで楽しむことが出来る。
■リリース情報
アウト・オブ/イントゥ 『モーション I』
2024.12.6リリース SHM-CD ¥3,080 (tax in)
収録曲:
01. オファフリー / Ofafrii
02. ガバルドンズ・グライド / Gabaldon’s Glide
03. ラディカル / Radical
04. セカンド・デイ / Second Day
05. アスパイアリング・トゥ・ノーマルシー / Aspiring to Normalcy
06. シンクロニー / Synchrony
07. バーズ・ラック / Bird’s Luck
08. インファント・アイズ / Infant Eyes ※日本盤限定ボーナス・トラック
パーソネル:
イマニュエル・ウィルキンス(as)、ジョエル・ロス(vib)、ジェラルド・クレイトン(p)、マット・ブリューワー(b)、ケンドリック・スコット(ds)
★ハリウッド、イーストウェスト・スタジオにて録音