3月21日にデビューEP「De Versiones y Alma」をヴァーヴ・レコーズ/マーキュリー・レコーズから全世界リリースすることが決定した。先行配信シングルとして「Sale La Luna」のリリースがスタートしている。

EPのリリースに先駆けて本日配信されたシングル「Sale La Luna」は、リアナ・フローレスがセルフ・リリースし、TikTokを中心にバイラル・ヒットした「rises the moon」をスペイン語でカヴァーした楽曲となっている。

ブエノスアイレスを拠点とするトリアーダは、舞台芸術学校在学中に一緒に音楽を作り始め、2023年にセルフ・レコーディングを始めて以来、SNSにて何百万もの再生回数と世界中のリスナーを獲得してきた。動画が勢いに乗るにつれ、彼女たちは自分たちをトリアーダ(TRÍADA)と名付けることにした。これは、3つの音で和音をつくるという音楽用語と3人の姉妹のような絆にちなんだものである。

ディアメ、アイル、ジュリアが歌い上げる往年の名曲たちは19歳という年齢を感じさせない経験と軽やかさを披露している。昨年12月にリリースされたデビュー・シングル「鵞鳥のサンバ(O Pato)」(ジョアン・ジルベルトのカヴァー)は、インスタグラムにて200万回再生され、各所から大絶賛を受けた。「鵞鳥のサンバ」も含め、彼女たちのカヴァー曲には若々しいエネルギーと故郷ブエノスアイレスからのインスピレーションを感じることができる。

デビューEP「De Versiones y Alma」は彼女たちの名刺代わりの作品に仕上がった。アルゼンチン発のフレッシュなセンスと解釈のカヴァー曲を通して、彼女たちの本質を捉えた、リッチな一口サイズのEPだ。ひとつひとつの音を通じて彼女たちが分かち合う喜びと親密さの中にリスナーを迎え入れ、絆の一部にしたいと思っている。

当初はプログレッシブ・ロックに傾倒し、ポスト・パンクの雰囲気を試していたトリアーダ。

その後ホルヘ・ドレクスレル、ロス・パンチョス、グスタボ・ペーニャ、ゾイ・ゴットゥーゾなどのシンガー・ソングライターと出会い、自分たちを形成するサウンドであるフォークロア、ジャズ、ボサ・ノヴァ、アコースティック・ミュージックの世界に飛び込んでいった。

3人は気になる今後について、

「まだアルバムを制作していないので、未来がどうなるかはわからない。ただ、アルゼンチンのルーツ、そしてより広くはラテンアメリカのルーツがそこにあるという事実は明確だ。」

と語っている。

国境と言葉の壁を越えて愛を伝えるトリアーダ。往年の名曲をカヴァーし、再構築することで彼女たちの芸術性を探求し、拡大し続ける。トリオは、自己発見の道をさらに切り開き、成長が止まることはないと確信している。


■トリアーダ(TRÍADA) プロフィール

トリアーダ
アルゼンチン出身。
ディアメ・スピナ(per, vo)、アイル・レイノソ(gt)、ジュリア・ペルコウィッツ(vo)の3人で構成された、ボッサ・アコースティック・ポップ・トリオ。
3人はブエノスアイレスで学生時代を共に過ごし、音楽を作り始める。
2023年、カヴァー曲をレコーディングし、演奏動画をSNSにてシェアしたところ、再生回数は何百万回にものぼり、多くの視聴者から動画を見られることとなった。動画の勢いが増すにつれ、彼女たちは自分たちをトリアーダ(TRÍADA)と名付けることにする。これは、3つの音で和音を作るという意味の音楽用語と、3人の姉妹という意味を込めている。
彼女たちの音楽的ケミストリーはチン・ベルナルデス、リアン・ラ・ハヴァス、リタ・パイエスといったアーティストに代表されるボッサやラテン・ポップのリヴァイヴァリズムに親和性がある一方、ジョアン・ジルベルト、スピネッタ、グスタボ・ペーニャといったパイオニアの深みも有している。ボサ・ノヴァ、ロック・ナシオナル、フォーク、インディーズ、カンドンベ、ジャズ、ソウルといったジャンルから引き出された彼女たちの作品は、Z世代ならではの魅力に溢れている。   


■リリース情報

トリアーダ
EP「De Versiones y Alma」
2025年3月21日リリース

トラックリスト:
01. Bésame Mucho
02. Sale La Luna
03. O Pato
04. Rompí
05. Canción Para Bañar La Luna
06. La Negra Atilia